巣鴨デラックスレポート「宝塚スタートーク『凰稀かなめさん』編」

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今回のスタートークのゲストは凰稀かなめさんです。
撮影現場に全身黒で統一したスタイルで登場した凰稀さんは、エレガントの中にも、凰稀さんらしさが光るコーディネートでした。

一見、沈着冷静でクール、というイメージですが、実際にお話を聞いていると、とても表情が豊かで、ゆっくりと優しい声で話し、とても感情が豊かな人に思えました。

『1789 -バスティーユの恋人たち- 』の公演を控え、役柄や作品、共演する役者さんなどに対する思いを聞くことができ、舞台に対する期待が膨らみます。

マリー・アントワネットを花總まりさんとWキャストで演じるにあたり、花總さんとのエピソードやその意気込みと、初めて男性陣キャストにあった時のお話は、今まで宝塚にいた凰稀かなめさんならではのお話でした。音楽学校時代、旧校舎だったからこそのエピソードに始まり、初舞台での同期とのエピソードから、雪組での朝海ひかるさんとのエピソードに続きます。

実際、朝海さんのサヨナラ公演で、凰稀さんが新人公演で朝海さんの役を演じたのですが、その時のエピソードを聞いていると、「この人はどこまでストイックなんだ??」と思ってしまいます。穏やかに話をする姿とウラハラに静かに瞳の奥で青い炎が常に燃えている、そんな方だと思いました。


そして、雪組を経て星組への組替えとなるわけですが、今までにこの番組に出演されたOGさんたちは、組替えとなった時、「そのとき頭が真っ白になった」「どうしていいかわからなかった」など、「その時どうなったか」というお話は聞いていたのですが、 今回の凰稀さんの場合、恐らく、今まで、こういう角度から「組替え」に対して聞けなかったお話を伺うことができます。また、1年半という短い期間だった星組時代ですが、その後の宙組への組替えとなる布石としての得難い経験をされたようです。


宙組へ組替え後、大空祐飛さんと演技をあわせた時のきっかけのお話など、大空さんと凰稀さんでしかなかなかありえない(?)内容のお話は必見です。
宙組トップ就任後のお話は、実際にトップになった方でしか見えない景色やその重みについてのお話や、宝塚100周年『ベルサイユのばら』の公演のお話では、凰稀さんのお芝居に対する強い思いを語って頂きました。そして退団を決意した作品への思いや退団の決意を通して、 改めて見つめた宙組の組子やスタッフへの思い、千穐楽の白の軍服のエピソードの秘話など貴重なお話を聞くことができます。
在団中結成されたユニット、「AQUA 5」ではご本人は末っ子的存在だったと仰っていましたが、公演もある忙しいスケジュールの中、グループ活動の当時のお話も伺えました。

お話を聞いていると凰稀さんにとって「舞台」がどれほど大切な存在だったかが 伝わってくるエピソードやお話がいっぱいです。 いつも目の前に舞台があり、そこに向けて常に全力疾走している、 そんな印象を受けました。

最初にも書きましたが、涼し気な目元の奥には、やはり常に青い炎が静かに燃えていて、ここぞ、という時に大きく燃え上がるんだと思います。

もちろん、宝塚や現在の組子への思いも、退団した今だからこそ言えるメッセージには聞いているこちらも胸が熱くなりました。

ツイッターでの質問にも時にユーモアを交えながら、親身に答えてくださる姿を見ていると、ファンを大切にされている気持ちが十分に伝わります。

最後に真っ直ぐな宝塚への思いをお話してくださるのですが、それはある意味ファンの声でもあるように聞こえました。
常に変化をし続け退団後も宝塚や組子やファンのみなさんのことを常に思う凰稀かなめさんを是非御覧ください!

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    neko Chan 發表在 痞客邦 留言(0) 人氣()