宝塚歌劇団OGを中心とする"BAD GIRLS"が、ひとつのジャンルのダンスをテーマに、異国の男性ダンサーとMeetするDANCE LEGENDシリーズ
 
第1弾『Bad GIRLS meets BADBOYS』ではバレエ、
第2弾『Argentango』ではアルゼンチンタンゴに挑戦したBAD GIRLS。
第3弾となる今回は、フラメンコに挑戦します!
タイトルは『フラメンコ・カフェ・デル・ガト』
 
ハイレベルなダンステクニックに加え、物語性のあるシアトリカルなショーにも人気の高いDANCE LEGENDシリーズですが、今回はシリーズ皆勤賞の湖月わたるさん水夏希さん、そしてシリーズ初参加にして、2015年に宝塚を退団し今回が退団後初ダンス公演となる緒月遠麻さんの3人に、お話を伺ってきました。
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◆ 湖月わたる×水夏希×緒月遠麻 インタビュー ◆

 
●宝塚OGの皆さん、フラメンコの魅力を教えてください!
 
――第1弾は"バレエ"、第2弾は"アルゼンチンタンゴ"と続いた「DANCE LEGEND」ですが、今回のダンステーマは"フラメンコ"とのこと。今日は、「フラメンコとは何ぞや」「フラメンコの魅力とは」を、ぜひ皆さんにお伺いしたいと思います! と言いますのは、フラメンコってあまり接点がなく、それこそ宝塚のスペインを舞台にした作品の一場面で拝見する、というくらいの触れ方しかなくて...。
 
「そうですよね、普通あまり接点がないですよね」
 
湖月「私たちも、スタートはそんな感じですよ」
 
 
――皆さん、宝塚歌劇団のご出身ですが、音楽学校でフラメンコは習うものなんでしょうか?
 
湖月「私、劇団レッスンで1年くらい習ったんです」
 
「私たちの時代は、なかったですよ~!」
 
湖月「ちょうどこのあたりが境目なのかな? ずっと長い間あったみたいなんですが、私たちが入ったころで、なくなってしまったみたいです。なので私は、チラっとは触れていましたが、公演で本格的にフラメンコを踊ってはいないですね...闘牛士とか、スパニッシュ系のダンスは色々とあるのですが」
 
「私は...踊ったことないです」
 
緒月「え? ちか(水)さん、ありますよね?」
 
「え?」
 
緒月「『情熱のバルセロナ』(2009年、水さんトップ時代の雪組公演)で...」
 
「あぁ、私はそこでは踊ってないの」
 
緒月「そうか。私はその公演で、少しやりました。と言っても、男性の動きでしたが」
 
 
――フラメンコって、どんな印象ですか?
 
「ひと言で言うなら、"世にも難しい"、です(笑)」
 
緒月「ちかさんがそれを言うかなあ...(笑)」
 
湖月「私、マリア・パヘスさんが『リバーダンス』の中で踊ったフラメンコの映像を観た時に、「なんなんだ!」と思いました、すごく情熱的で、でもすごく素敵なダンスで...」
 
「今までやったことのないダンスですよね。"感情のままに踊る"という印象」
 
緒月「うん」
 
「このあいだ、フラメンコ雑誌を見ていたら、「これ、絶対NGだよね?」って写真が載ってるんですよ(笑)。なんといいますか、"中途半端"な。でもその中途半端な格好がカッコいい世界」
 
湖月「わかる! そこ(のポジション)に行くまでの途中、みたいな瞬間を切り取るの」
 
「私たち、宝塚出身というのもありますし、特にバレエとかは動きが決まっていて、とにかく美しく、というものに慣れているんですけれど、フラメンコはそういうものがないんですよね。だからこそ、触れる機会はあまりないですけど、でも一度触れてみたら「何この世界!」となるんです」
 
湖月「うん、ハマりますね。やっぱり踊りたくなる。みなさん、フラメンコを知ると、見たくなるというより、踊りたくなるんですって」
 
「うっかり嵌らないようにしないと! ハマったら深すぎて大変(笑)」
――でも確かに、日本にもフラメンコ教室はたくさんある。"アルゼンチンタンゴ教室"とかよりも多そうな気がします。
 
「山ほどあります!ハマったら、長~く付き合う世界なんでしょうね」
 
湖月「そうそう、そう思う」

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△ 湖月わたる
 
――フラメンコという踊りは、どういう特徴があるものなんですか?
 
湖月「スペインのそれぞれの場所で生まれたもので、その土地によって色々な曲の種類があるんです。ブレリアだったりガロティンだったり」
 
「ガロティンだったら、農作業をテーマにしたダンス。あとは鉱山労働から来ているものがあったり、土地に根付いて生まれたものだそうです」
 
湖月「あとは、もともとは外で踊るものだから、靴も履いて、踏みつけるように踊る。民族の特色があって生まれたものなので、生活に密接しています。知るとすごく面白いし、逆に理解が難しかったりもするんですが」
 
「マニュアルがないんですよね。スペイン人の生活から生まれてきたものだから、譜面もないらしいですよ」
 
湖月「コードでどんどんコラボしていくジャズと一緒じゃない? 音楽とダンサーとのセッションで生まれていく」
 
「そうかもしれないですね!」
 
湖月「でもその中には決まりごとがあって、これが来たらこのリズムで終わる、みたいなのは、きちんと守らなきゃいけない、という」
 
 
●緒月さんは、"ホンモノ"の男性と踊るのは初です!
 
――フラメンコというと、女性がソロで踊っているイメージなんですが。男性とペアで踊ったりもするんですか?
 
緒月「もちろん視線を絡めたりとかはありますが、組んでリフトがあったりとか、あまり"カップル"という感じのものではないです」
 
 
――...緒月さん、残念ですね?
 
緒月「ふふふ(笑)」
 
「ホントだね!」
 
湖月「そうよ、初めて男性と舞台で踊る機会なのにねぇ」
 
緒月「いいんです、徐々にで...。いきなりこんなこと(vol.2の『Argentango』の写真を指し)をやったら、自分もびっくりしちゃいますので!」
 
 
――緒月さんは宝塚を退団してからダンス公演、初めてですよね?
 
緒月「初めてです」
 
湖月「スカート履いて踊るのが、初めて?」
 
緒月「辞めてから、踊ること自体が初めてなんです。辞めてから、1年ちょっとなんですが」
 
「髪の毛は、辞めてから伸ばしたまま?」
 
緒月「いや、切ってますよ(笑)」
 
 
――先輩方から、男性と舞台で踊ることについて、アドバイスはありますか?
 
「今回はまず、言葉が通じないというのは、思いのほか大変だと思うな」
 
湖月「うんうん。それは大変だと思う。でもフラメンコに関しては、きちんと自立して踊らなきゃいけないダンスで、パートナーがいるわけでもない。そういう意味では、今までに男役として培ってきた強さみたいなものは、逆に活きてくるんじゃないかな。ホンモノの男性の...特に外国の男性の中に入ったら、"女性役"とか思わなくても、絶対に女性に見えるから!」
 
「あぁ、それはよく言われますね」
 
湖月「そう。どれだけ大股で立とうが(笑)、私たちは女性にしか見えないから。変に"女性"を作らなくても大丈夫だから、そこは心配しないで」
 
緒月「ありがとうございます!」
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●フラメンコの音楽にハマる要因とは...
 
――先ほど感情のままに踊る...というお話がありましたが、前回のアルゼンチンタンゴも情熱的でしたが、今回はそれともまた違いますか?
 
湖月「アルゼンチンタンゴは情熱的なのですが、でもペアダンスであり、パートナーがいますので、あくまでも冷静に自分を保つ必要があります。興奮したからって好き勝手なことは出来ない。相手だけに集中する、ということを学びました」
 
「相手とのコンタクトに集中する、という感じですよね」
 
湖月「うんうん。ついつい私たちって、スイッチが入ると暴走しちゃいがちなんですが(苦笑)、集中して、邪念なく相手と向かいあう、というダンスでした。今回のフラメンコでは、音色に集中して、音楽の力に突き動かされなきゃいけない、と思っています」
 
 
――音楽が"相手役"みたいな?
 
「フラメンコは結局、自分が打楽器なんですよね。踊りながら手拍子を打ちますが、乗ってきても、お客さんはやっちゃダメ。それはルールなんですって。なぜなら演者が打つ手拍子は、打楽器のひとつだから。足を打ち鳴らすのも、楽器のようなものです」
 
湖月「リズムが本当にしっかり刻まれているよね。この公演で私たち、リズム感よくなるんじゃない?」
 
緒月「そう思います」
 
「"裏拍"(拍子の前後のうち、後ろにアクセントがくる)も多いですし」
 
 
――確かに、聴いていて拍を取るのが難しい印象があります。
 
全員「そうなんですよ!!」
 
「特殊なんですよね。"みちよみちよみちよ......よみちよみち"ってなるじゃないですか。そういうかんじ」
 
緒月「おぉ、わかりやすーい!」
 
 
――えっ、全然わからないです...!
 
「「1・2・3・4・5・6・7・8・9・10・11・12、1・2・3...」ってあるでしょ。1から始まるんだけど、頭の1が弱拍だから、「1・2・3...」じゃなくて「12・1・2・3...」ってなるんですよ」
 
湖月「3の倍数がアクセントなんですよ。「1・2・3・4・5・6・7・8・9・10・11・12、1・2・3...」...ってなるわけなんです。それを続けていくと、「12・1・2・3・4・5...」ってなるんですよ。最初、私たちも、なんで12から始めるんだろうね?って話していました」
 
緒月「私、時計を見たらやりやすいって教わりました」
 
湖月「へぇ~!」
 
「12・3・6......ね!アクセントが」
 
※このあたり、実際の公演で音楽を聴いて「なるほど!」と思ってください!!
 

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△ 水夏希
 
 
――基本、拍子は12なんですね?
 
「そうです、基本12。4拍子もあります」
 
湖月「12拍が元だと、3拍子にも出来るし、4拍子にも出来るし...」
 
「そう!2拍子も6拍子もできるの」
 
 
――おお、なるほど。便利な倍数なんですね。
 
湖月「その組み合わせで、色々なパターンがあるんだけど、数えられたらちゃんと面白くなるんだよね」
 
「5拍子とかもあるんです。12拍なんですが、カウントは5という、言ってみれば変拍子ですね。...そんな、難しい拍を取りながら、踊りもするんですよ!! もう、日々頭の体操状態...」
 
湖月「ねぇ...! ダンサーの方が踊るのを観ると、難なくやっていらっしゃるんですが、やってみるとその難しさがわかるんです。まず、足で(早い)ステップを踏みながら、腕をゆっくり動かすだけでも、本当に大変」
 
「そう...!本当に難しくて。自分がダメな子みたいな気になります(笑)」
 
湖月「でも(原田)薫さんが、本当に頼りになるんですよ~」
 
 
●心強い共演者、原田薫さんと大貫勇輔さん
 
――原田さんは、シリーズの最初から、湖月さん・水さんとともに皆勤賞ですね。
 
湖月「はい。本当に素敵で。私たちがカウントとれなくても、ちゃんと解明して教えてくださるんです」
 
「昨日のお稽古は本当に大変でしたよね! ちょっと待って、ぜんぜんわからない! と悲鳴をあげてました、私」
 
湖月「わたしたち3人で、ぽかんとしてた(笑)」
 
「でも薫さんが、「大丈夫、大丈夫。私、やりますから」と」
 
湖月「わかるように解読してきますから!って(笑)。カッコいいの!」
 
 
――そしてもうひとり、日本勢では大貫勇輔さんがいらっしゃいますね。大貫さんとは皆さんは...?
 
緒月「この作品のポスター撮りのときにお会いしたんですけどそれ以外は、私はまだです」
 
湖月「BADBOYSの『Rock the Ballet 2』に出ていらしたので、カーテンコールでコラボをしたことはあるのですが、本格的な共演は私もはじめてです」
 
「私はコンサートで共演しています。あれ、私だけ?」
 
緒月「大貫さん、どういう感じの方なんですか?」
 
湖月「とにかく身体能力が高いよね!」
 
「それに、超!プラス思考。先日、フラメンコのレッスンに一緒に行ったのですが、彼はその時初めてフラメンコシューズを履いたんだって。で、最初の方はちょっとあわあわしてたけど最後には「なんとかなりそうな気がしました!」。...うそだ、才能って怖い~! って思いました(笑)」
 
緒月「たった1回のレッスンで、出来る気がすると...」
 
「驚くでしょ!?」
 
緒月「出来るんでしょうね...(ため息)」
 
湖月「すごい! まず、出来る気がしなくなっちゃうんだけど(笑)」
 
「そうなのよ! 1回やっただけだとね」
 
湖月「そこから(レッスンを重ね)徐々に自信をつけていくものよね? 私たちなんか、ちょっと出来るかもって、今やっと淡い期待を持っているところなのに...」
 
「もう、私たちとぜんぜん違うの!」
 
緒月「見習わなきゃいけないですね。気持ちも大切ですからね...」
 
「「スペイン、楽しみですね~!」って笑顔で言って、帰っていった!」
 
湖月緒月「わぁ(笑)」
 
「こっちは「うっそだぁー!」という感じですよ」
 
緒月「頼もしい!」
 
湖月「前向きな気持ち、大事よね!」
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△ 緒月遠麻
 
 
●物語の見どころは...
 
 
――ところでDANCE LEGENDというと、物語性のあるシアトリカルなダンスショーが見応えあり、そこがダンスファン以外にも幅広く人気を博すゆえんかと思います。今回はどんな物語になるのでしょう?
 
湖月「今回もドラマチックになりそうですよね。私は悲劇的な恋をする...ようです」
 
「薫さんと(男性を)取り合うんですよね?」
 
湖月「そうなの。それで、私たち(緒月さんを指し)が姉妹」
 
緒月「わたしは、ちょっとしっかりもので冷静な妹、とありました」
 
湖月「私が姉で、(緒月さんが)次女で、三女にモニカ・ゴメスさんがいて、大貫くんが弟」
 
緒月「4人兄弟です」
 
湖月「そこに、恋敵の薫さんが絡み、それを全部仕切るのが」
 
「私ですね(笑)。私はお店のオーナー。たぶんタイトルの"カフェ・デル・ガト"が私のお店なんじゃないかな」
 
湖月「カフェ・デル・ガトで繰り広げられる、悲劇的でドラマチックな物語です。そして2部はガラリと変わってフラメンコショー」
 
「こちら(日本)ですでに、SHUNさんの振付で、BAD GIRLS4人で踊るシーンの振付をしたのですが、ここはフラメンコショーの中でも、私たちの色を出せるシーンになると思います」
 
 
●お稽古は本場スペインでやります!
 
――日本ですでに...という話が出たところで。本格的なお稽古は、本場・スペインに行かれてやるとか。どれくらい、行かれるんですか?
 
湖月「約1ヵ月ですね。向こうで、作品をひととおり完成させてきます。1部・2部両方とも!」
 
「お稽古の様子、想像つかなくないですか?」
 
湖月「つかない~!」
 
「日本だったら、昼過ぎから夜まで稽古するパターンが多いじゃない。でも向こうは、ランチに2時間とる国でしょ? しかも夜、お店は10時くらいまでしかあいてないそうじゃないですか。そのあたりとかも、どうなるんだろう? 生活と稽古のリズムの想像がつかなくて...」
 
湖月「でもきっと、1ヵ月向こうでやっていく中で、フラメンコも、今日の私たちが想像できない私たちになっている...と思う! 昨日できなかったことが今日出来るのって、嬉しいしね」
 
緒月「本当に、その域まで、早く行きたいです!」
 
湖月「ね。どこまで楽しめるかわからないけれど、スペインでフラメンコの世界に、どっぷり飛び込んでいきたいと思います」
 
 
――スペインってどんなイメージですか?
 
湖月「私は宝塚時代に『激情』(1999年宙組/『カルメン』をもとにした作品)で闘牛士のエスカミリオを演じたこともあるので、やっぱり闘牛のイメージですね。スペインに行ったら、闘牛をナマで見てみたい!」
 
「私は一度行ったことがあるのですが、その時は秋~冬で、次はいい季節に来たいなと思っていたので、今回はちょうどいいです(笑)。すごく気持ちがいいだろうな。観光に行きたいですが、今回は仕事ですからねぇ...」
 
湖月「サグラダファミリアとか...ちょっと遠いよね」
 
緒月「(自分たちの行く)マドリッドからだと、東京から北海道に行く感じらしいですよ」
 
「あーそうなんだ。飛行機じゃないとだめか...」
 
湖月「やっぱ無理か~」
 
「残念~。...私たち、仕事で行くんだから! フラメンコやらなきゃ!! ...はい、次!」
 
緒月「私は、スペインといったら雑貨が可愛いイメージがあります」
 
「そうだね~!」
 
緒月「ガイドブックを見ていても、お土産ページの雑貨を見ちゃう。カラフルで、日本ではあまり売ってなかさそうな雑貨が売ってるイメージです。細かいところ見ちゃうと、雑だなって思うんですが(笑)、そこがいい味になってるんですよ。...そういえば、今回、小道具も(ダンスで)使うんですよね?」
 
「うん、いっぱい使うって言ってた」
 
緒月「あのカスタネットは?」
 
「カスタネットは...やらない。扇とマントと帽子かな?」
 
湖月「カスタネットは、無理!」
 
 
――カスタネットは難易度高いんですね。フラメンコといえば...のイメージですが。
 
湖月「難易度、高いですね!」
 
「あれは、すごいですよ」
 
湖月「本当に! カスタネットをしながらダンスなんて、難しすぎて! そこはスペインの方にオマカセしたいと思います。...でもスペインで、せっかくだからタブラオ(フラメンコショーをやるレストラン)とか、行きたいよね」
 
「そうね、観にいきたいね」
 
湖月「でも本当に、こんな機会はないと思います。マドリッドの空気を感じながら、演出、振付、構成のホセ・バリオスさん、スペインのダンサーの皆さんとお稽古に没頭させていただけるので、本当にありがたいです。フラメンコのスピリットを体に染み込ませ、濃密な1ヵ月にしたいと思います」
 
「フラメンコをやっている知り合いに話すと、「向こうでリハーサルなの!?」ってびっくりされますもん」
 
 
――しかも超一流の舞踊団の方々との共演で。
 
「そう、しかもその超一流のダンサーたちが、オーディションで選ばれたという! すごいですよね~。構成・演出・振付は、マリア・パヘス舞踊団の第一舞踊手ホセ・バリオスさんです」
 
湖月「そうそう。ホセは舞台には出ませんが、カーテンコールで踊る日があるんだよね(※大阪=6/26(日)夜、東京=6/29(水)夜)。絶対、ナマで観たら楽しいよね~!」
 
「すごい迫力だと思う! 私たちも、ちょっといつもと違う自分たちが見せられたらいいですね」
※ホセ・バリオスさん特別ワークショップ付きチケット、緊急販売決定!詳しくは下記にて
 
湖月「自分の持ってる感情を、ダンスにのせて吐き出していかなきゃいけないので、そういう意味では、"新たな自分探し"じゃないですけど、自分をさらけ出していかないとね。でも仲間がいるから心強いです。みんなで助け合って、慰めあって、褒めあっていきましょうね(笑)。...(緒月さんに)何か、しゃべりなよ~」
 
緒月「意気込みですか?」
 
湖月「しゃべらないと、記事に「緒月」って名前、入ってこないよ?」
 
緒月「(苦笑)本当に、怪我をせずに頑張りたいです。力を抜かなきゃいけないところもあるんですが、今は必死すぎて、全部に力が入ってしまっていますので...。怪我に繋がるといけないので、ちゃんとケアもしつつ、伸び伸びとしたフラメンコをやりたいです。...というのが、私の希望です」
 
湖月「フラメンコって、100人いたら100流儀あるくらい、みなさん自分のフラメンコを踊られるんですって。そういう意味では何が正しいとかはないらしいけど、いっぱいプロがいるわけだから、その中で刺激をもらえると思う」
 
「哀愁のある音楽も、いいですよね。やっぱりロマ族独特の...」
 
湖月「魂の叫びなんですよね」
 
「演歌と近いところがある。だから日本人の魂にも響くんですかね。踊りも日本舞踊に近いですしね」
 
湖月「そうそう、重心が低くて、あまり頭の高さも変わらない。地面を感じて、空に向かって、感情をぶつけるの」
 
「楽しみですね!」
 
緒月「絶対、楽しく終わりたいですよね。それはすごく思うので、今は必死に、一生懸命やりたいと思います」
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取材・文:平野祥恵(ぴあ)
撮影:源賀津己
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