月組で光る同期の男役スター凪七瑠海(なぎなるうみ)と美弥(みや)るりかが、大阪のシアター・ドラマシティで上演される「THE KINGDOM」でダブル主演する。「うれしい。いいものにしたいね」。ふたりは目を見つめあっていう。

 モーリス・ルブランの遺作「ルパン、最後の恋」を舞台化した月組公演「ルパン」(2013年)のスピンオフ作品。イギリスを舞台に、情報部員ドナルド・ドースン(凪七)とヘアフォール伯爵(美弥)の若かりし日を描く。国をよくしようとそれぞれの仕事に情熱を傾ける姿は「月組をいい組に、という心情と重なります」と凪七はいう。

 残念ながら、ふたりがからむ場面は少ないとか。作・演出は正塚晴彦。

「それにしても、すごい縁」。そういう凪七は去年、宙組から月組へ。美弥はおととし、星組から月組へ組替えに。

 2003年に初舞台を踏み、いま、ともに月組をひっぱるふたりの成長ぶりはつねに注目されている。

 宝塚音楽学校では凪七は首席、美弥は4番の成績で一緒に委員をつとめた仲でもある。「ふにゃふにゃした感じの子だったけど、自分の意見がいえるようになったね。色気もあるし、柔らかさが舞台でも生きている」と凪七がいえば、「私も成長したんだ」と美弥。

 凪七については「優等生タイプにみえて、じつは自由人。自分の空気をもっていてまわりをひっぱっていく。白の似合う貴公子感は天下一品だよね」と。

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    neko Chan 發表在 痞客邦 留言(0) 人氣()